【豚革:ピッグスキンの特長・お手入れ方法とは?】

更新日:2021年12月2日

レザーといえば、まず初めに思い浮かぶものは牛革ですよね。

様々な種類の動物の革があり、色んな商品に利用されていることをどれほどの人が知っているでしょうか?

豚の皮から作られた革は、ピッグスキン(豚革)と呼びます。

この記事では、豚革(ピッグスキン)の特長やお手入れ方法について、知ることができます。


【豚革:ピッグスキンとは?】


ピッグスキンは、牛革の次に多く使われている革です。

豚皮は、日本で多くつくられていて、飼育から製造まで国内で安定的に供給できるため、豚革のアイテムはほぼ国産です。ピッグスキンは、他の革と違って、輸入に頼る必要がなく、さらには輸出まで行われています。日本の豚革は海外からの評判も良く、日本の革製品の中で唯一といってい輸出品です。


ピッグスキンはの価値が低いとされていたのは今は昔。今ではその軽さ、丈夫さ、通気性の良さなどの素材としての使いやすさで、アパレル製品などに多く使われています。最近ではブランドも豚革に注目し、使うようになったほどです。



ジャケットやコート、手袋や帽子、靴、小物などのファッションアイテムのみならず、旅行用のトランクなどの丈夫さが重要な箇所にも使われています。


ちなみに、皮にはスキンとハイドという2つの呼び方があります。ハイドは25ポンド以上ある厚くて大きく重い皮、スキンは薄くて小さく軽い皮やまた爬虫類や魚類の皮も含めて呼び、区別されています。



【豚革:ピッグスキンの特長とは?】


ステアハイドを使用したIDカードケース
出典:amazon

革と言えば牛革と言えるほど、牛革は一番流通の多い革です。

豚革は、牛革に次ぐ流通量の多い革です。

ピッグスキンの6つの特長を見ていきましょう。

1.通気性が良い

ピッグスキンには3本そろった毛穴があります。3つの毛穴が開いているため、とても通気性が良いです。その為、長期保管していると生えてしまいがちなカビも生えにくいのです。


しかしながら、この3つの毛穴が気になる人は気になります。この毛穴を見れば一目で豚革と分かり、それゆえピッグスキンは価値が低いと言われていました。


2.薄くて軽い


革の中で一番の流通量の牛革と比較すると、ピッグスキンは薄くて軽いのも特徴の一つです。


理由は、ピッグスキンは、表皮の下がすぐに脂肪になっており、皮から革への加工をするとほぼ銀面だけの厚みにしかできないからです。


3.丈夫


ピッグスキンは、丈夫な一面もあり、こすったくらいでは傷がつかないです。

ラグビーぼーつも豚革でできていることが多いです。ラグビーボールに使用されるなんて、ピッグスキンの耐久性に疑問など湧いてきませんよね。


普段使いのアイテムで、傷がついてしまうことを過度に気にする必要がなく、革の中では非常に使いやすいことが特長の一つです。ピッグスキンは、カジュアルに使い倒すならベストな選択となります。



4.お手入れが簡単


革製品全般にいえることですが、水にぬれた際にはすぐに柔らかい乾いた布で拭きましょう。中でも、ピッグスキンは、水や汚れが付いても、すぐに柔らかい布で拭けば落とせる場合が多いです。

革によっては、水を即吸収してしまうものもありますので、革のシミや色むらができにくいというのは大きなメリットです。


財布やバッグの持ち手など、手に触れるアイテムは皮脂が知らず知らずのうちに蓄積し、黒ずんできます。毎日、柔らかく乾いた布で拭いてあげたり、柔らかい毛のブラシでブラッシングを軽くするだけでも随分と良い状態を保つことができますので、ぜひトライしてみて下さい。


5.加工がしやすい


ピッグスキンは、固い革に、柔らかい革にもできます。さらには半透明にしたりと、ファッション分野のアイテムとの親和性が高く、似たようなデザインになりがちなレザーアイテムですが、ピッグスキンを使えばデザイン性のあるアイテムを製造できるようになります。


豚革のデメリットは、使用する部位により革の質が大きく異なる点、また育成環境や豚自身の性格によって、皮に傷が多くなるという点です。

傷も一つの味として楽しめるようになれば、あなたも革マニアです。


6.経年変化


革製品の所有の醍醐味である経年変化、エイジング。深みのある色つやが使用に伴い現れます。植物タンニン鞣しで仕上げた革は、経年変化するので楽しいです。


クロム鞣しで仕上げた革は、経年変化しないので、使用に伴い変化していく様を楽しみたい方にはお勧めしません。一般に、安い革製品はクロム鞣しと思ってもらっていいです。


【豚革:2種類のピッグスキンとは?】

実は、ピッグスキンには2種類あります。その2種類の各々の特長や製造方法を見ていきましょう。


1.ピッグスエード



ピッグスエードは、クロムなめしで加工され、床面をサンドペーパーででこすり起毛加工した革のことです。

豚革は、牛革よりも繊維が細かいので、ピッグスエードは、手触りが滑らかで、高級感があります。豚独特の3つの毛穴模様も目立たなくなるため、人気のある仕上げです。



2.アメ豚