【カンガルー革:カンガルーレザーの特長・お手入れ方法とは?】

更新日:2021年12月2日

レザーといえば、まず初めに思い浮かぶものは牛革ですよね。

様々な種類の動物の革があり、色んな商品に利用されていることをどれほどの人が知っているでしょうか?

カンガルーの皮から作られた革は、カンガルーレザーと呼びます。

この記事では、カンガルー革(カンガルーレザー)の特長やお手入れ方法について、知ることができます。


【カンガルー革:カンガルーレザーとは?】

野生のカンガルー

カンガルー革の特長は、とにかく丈夫であることです。

外見は牛革に似ているのですが、牛革よりも革の繊維の密度が高い為、2倍ほどの強度があるといわれています。

カンガルー革は丈夫で、長持ちしやすい革素材なので、お手入れをしながら長く愛用することができます。

革の繊維の密度が高い為、革を薄く加工することができ、その分重さも軽くできます。強度、丈夫さ、軽さと3拍子揃った革です。


丈夫であり、薄く加工でき、軽いというカンガルー革の特長から、サッカーのスパイクなどによく使われています。


サッカー経験者であれば、値段が高いスパイクといえばカンガルレザーでしたよね!もちろんプロのサッカー選手が履くような、本格的なスパイクにもカンガルー革は使われています。



オーストラリアでは、野生のカンガルーを食肉用に狩猟して国内消費並びに様々な国へ輸出を行っています。カンガルー革もこの食肉の副産物です。

オーストラリア政府によりカンガルーの年間捕獲量が定められている為、牛革などと比較するとカンガルー革の流通量は多くありません。

野生動物であること、流通量が多くないこともあり、傷が少ないカンガルー革は、カーフスキンよりも価値が高いとされています。



国内の有名レザーブランドBACKLASHでもカンガルー革は使われていたりしますね!



【カンガルー革:カンガルレザーの5つの特長とは?】

それでは、カンガルー革の5つの特長を見ていきましょう。



1.薄く加工できる

カンガルー革は、牛革に比べ2倍ほどの革の密度があります。牛革の1/2の厚みで同じ強度があります。その為、薄く加工して、商品化することができます。


カンガルー革がサッカーや野球のスパイクなどに多用される理由は、革の丈夫さと布のような柔らかさを両立でき、激しい運動にも適しているからです。


2.軽くて丈夫


薄く加工できれば、当然重さも軽くなります。

スポーツシューズなど、強度は必要だが軽いものといった需要を見事に埋める革素材と言えます。カンガルー革、唯一のデメリットである傷が多いというのは、スポーツシューズでは関係ありませんからね。 カンガルー革は、ヴィッセル神戸の元スペイン代表のイニエスタ選手着用モデルでも使用されています。


3.柔らかい


カンガルー革は、これらの特長から、お財布やポーチなどの革小物の素材として使われることが多かったですが、傷が多いというデメリットから現在ではカジュアルシューズや日常靴に使われることが多いです。

カンガルー革は、ビジネスシューズには向きませんが、カジュアルシューズであれば、1点1点風合いが異なることも楽しめそうですね。カンガルー革は丈夫な革のなので、日常使いであれば長く使用することが出来そうです。

4.お手入れが簡単

レザーアイテムをお手入れしている

革製品全般にいえることですが、水にぬれた際にはすぐに柔らかい乾いた布で拭きましょう。中でも、カンガルーレザーは、水や汚れが付いても、すぐに柔らかい布で拭けば落とせる場合が多いです。

革によっては、水を即吸収してしまうものもありますので、革のシミや色むらができにくいというのは大きなメリットです。


財布やバッグの持ち手など、手に触れるアイテムは皮脂が知らず知らずのうちに蓄積し、黒ずんできます。毎日、柔らかく乾いた布で拭いてあげたり、柔らかい毛のブラシでブラッシングを軽くするだけでも随分と良い状態を保つことができますので、ぜひトライしてみて下さい。


5.経年変化

経年変化で色に深みが出てツヤが増したレザー

革製品の所有の醍醐味である経年変化、エイジング。深みのある色つやが使用に伴い現れます。植物タンニン鞣しで仕上げた革は、経年変化するので楽しいです。


クロム鞣しで仕上げた革は、経年変化しないので、使用に伴い変化していく様を楽しみたい方にはお勧めしません。一般に、安い革製品はクロム鞣しと思ってもらっていいです。


【カンガルー革:カンガルレザーのお手入れ方法】

革製品のお手入れアイテム

カンガルー革は、丈夫で耐久性がある革ですが、傷がつきやすいです。

定期的なお手入れで、革の品質と美しさを保ちましょう。


1.日々のお手入れ

普段のお手入れはたまに乾いた柔らかい布で汚れやホコリを拭く程度で十分です。


力を入れてゴシゴシ擦るのではなく、優しくなでるように拭きましょう。大体の革製品と取り扱いは同じですね。もちろん馬毛や山羊毛ブラシでのブラッシングでも良いです。


汚れやほこりを拭いたり、ブラッシングするだけで、革の状態に違いが現れますので日々実践してみましょう。


ブラッシングで落ちる汚れもありますが、落とせないガンコな汚れもあります。

せっかくの持ち物の見た目も悪くなりますし、革のひび割れの原因にもなりますので、早めに取り除きましょう。


2.汚れが革のひび割れを起こす理由