【ワニ革:特長・お手入れ方法とは?】

更新日:2021年12月2日


様々な種類の動物の革があり、色んな商品に利用されていることをどれほどの人が知っているでしょうか?


ワニの革は、艶が美しく、重厚感のある雰囲気が人気で、さまざまな製品に使われています。牛革にワニの革の模様を型押しするデザインがあることを考えるとその人気がうかがえます。


一般にワニ革であればクロコダイルと呼ばれることが多いですが、実際にはワニの種類によって呼び名が異なります。


この記事では、ワニ革の特長やお手入れ方法について、知ることができます。


【ワニ革とは?】

ワニ革、クロコダイル

ワニ革は、エキゾチックレザーの一種で、大変人気がある革素材です。


エキゾチックレザーとは、珍しい動物の皮革を使用した革のことを言います。希少性が高く独自の模様を持つ皮革の総称です。ほかには例えば、トカゲ革、ヘビ革などがあります。


ワニ革として使われるワニは、ファームと呼ばれる養殖場で育てられたワニです。世界の様々な国が養殖によって育てたワニの皮を輸出しており、その取引量は年間100万枚にも上っています。


ワニには世界で20種ほどの種類がありますが、その内ワニ革として利用されているのは5種ほどです。


近年では、加工技術が発達し、鮮やかな色彩のものや、デザインの商品があります。

ワニ革の魅力は、高級感とその存在感です。



【ワニ革:4つの特長とは?】

ワニ革は、その凹凸のある表情、輝くようなツヤ、まさに高級品ですよね。

高級ブランドでもたくさん扱われている革です。


では、ワニ革の◆◆つの特徴を、見ていきましょう。


1.希少性が高い

ワニ革で作られた製品を見るとほんとに値段が高いですね。

なぜ、ワニ革で作られたものは値段が高くなるのでしょうか。


A.需要と供給のミスマッチ

現在、ワニ革の製品を使いたいという需要に対して、ワニ革の供給量が追い付いていない状況です。

ワニ革として利用されているワニはファームという養殖場で育てられていることは先に書いてあります。野生のワニはワシントン条約で保護対象になっており取引できないからです。


また、ワニの生育は早くなく、ワニ革として使える大きさになるまで早くても3年ほどかかってしまいます。


養殖場を運営する上で重要なのが完全養殖の体制です。そのことを考慮すると、ワニが産卵できるようになるまで10年ほどかかってしまいます。


ワニの成長は時間がかかるため、供給が追い付かないのです。


B.ワニ皮からワニ革への加工が難しい

1.にあげたようにワニ皮自体の供給が少ないのですが、さらに皮から革へのなめすという加工に特別な技術が必要です。

ワニ皮をなめすことができる業者が世界で20社ほど、日本に6社ほどしかありません。この数字から牛革の加工に比べどれだけワニ皮の加工が難しいか想像できますね。 鞣し業者が少ない為、おのずとワニ革の供給量も少なくなっています。


C.ワニ革の加工も難しい

ワニ革の特長の一つでもあるその凹凸が縫製を難しくしています。誰でも縫製できるといったものではなく、熟練の技術が必要になります。



2.丈夫


ワニ革は、革の中で一番の流通量の牛革と比較すると、繊維構造が緻密で、とても耐久性の高い革です。

ワニ革のアイテムは、定期的なお手入れにより、10年、20年と愛用することができます。一生ものですね。

3.お手入れが簡単

革のお手入れをしている様子

革製品全般にいえることですが、水にぬれた際にはすぐに柔らかい乾いた布で拭きましょう。


革によっては、水を即吸収してしまうものもありますので、革のシミや色むらができにくいというのは大きなメリットです。


財布やバッグの持ち手など、手に触れるアイテムは皮脂が知らず知らずのうちに蓄積し、黒ずんできます。毎日、柔らかく乾いた布で拭いてあげたり、柔らかい毛のブラシでブラッシングを軽くするだけでも随分と良い状態を保つことができますので、ぜひトライしてみて下さい。


4.ワニ革の経年変化について

革の経年変化

革製品の所有の醍醐味である経年変化、エイジング。深みのある色つやが使用に伴い現れます。植物タンニン鞣しで仕上げた革は、経年変化するので楽しいです。


クロム鞣しで仕上げた革は、経年変化しないので、使用に伴い変化していく様を楽しみたい方にはお勧めしません。一般に、安い革製品はクロム鞣しと思ってもらっていいです。


【ワニ革には4種類ある】

ワニ革になるワニは大きく分けて3種です。

  1. クロコダイル

  2. アリゲーター

  3. カイマン

  4. 型押し

それぞれの特長についてみていきましょう!


1.クロコダイル


ワニ革の中でも、クロコダイルは、最高級の革です。